鳳凰を作っておりまして。その7

ボディには鱗を貼ることにいたしました。

ただ内腿は邪魔に思えたので、テクスチャーをつけたパーツを取り付け、仕上がりをなじませることにしました。

鳳凰 鱗をつけない内股の処理。鱗表現と馴染むように、テクスチャーをつけたパーツを貼る。

Wikiによる基本形とされるものは、「前部が麟、後部が鹿」とあるのですが、一万円の鳳凰は全身鱗です。鹿は無視、なのかな?
まっ、お手本こっちと考えていますし、一般的に全身鱗でいいのかなと思いました。
その鱗なんですが、魚類のウロコと爬虫類の鱗は、成り立ち機能が別物だそうです。

Wiki 鱗

麒麟と思うと、丸みがあり重なり合っている表現が多いようで、まずそんな風でテストして見たのですが、ムムム、何と無く魚に見える気がする。。。

鳳凰 鱗のパーツ 丸みのあるもの。ライン上のテクスチャーをつけだ。

鳳凰、鱗テスト。丸みのある形の鱗を貼ったもの。

宇治平等院鳳凰堂の鳳凰の鱗は、形としては角を感じ、そして重なり合っている、見た目少し爬虫類チック?
ということで、角を感じる程度の形に変えたところ、こちらの方が馴染むようです。

鳳凰 鱗のパーツ 角のあるもの。ライン上のテクスチャーをつけて、縁をさらに叩き込んだ。

最初テストしたものはサイズが大きかったようで、大味に感じました。もう少し細かいものを準備しないと。

鳳凰、鱗テスト。角のある形の鱗を貼ったもの。少し鱗が大きすぎて、大味になってしまった。

そして、タイル割り、ならぬウロコ割り、悩ましかったです。

鳳凰、仮付した鱗がわからなくならないように並べて管理。

大きさ、重なり具合、ボディ丸みの表現などなど、一発勝負で付けていくのは危険な気がして、何度か仮付けしながら修正して付けていきました。

仮付をはがした後は、なんとも鳥肌でした。

鳳凰 仮付の鱗を剥がした鳥肌の様子。

鱗貼るとずいぶん重厚な感じになってきました。

鳳凰 ほぼボディ全体に鱗が付いた状態。