箱根に自生するエンレイソウの葉をモチーフにした鉄の彫刻、アート作品です。
厚みのある鉄板に窓を開け、記号的なエンレイソウの葉が顔を出している、シンプルな構成です。
葉の表面は丹念に鍛造しハンマートーンをはっきり付けて、中心部分を真鍮で磨き込み色味に変化をつけました。
厚みのある鉄板は実際に錆びた風合いを残した仕上げとし、重厚な風合いを醸し出しています。
箱根、強羅のホテル「佳ら久」に設置になりました。
エンレイソウ連作は6点あります。
- OKP-227
- サイズ : w300 d100 h500
- 素材 : 鉄
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「OKP-227」の作品です。
エンレイソウは、3枚の大きな葉が大きく広がります。
その中央から茎がさらに伸びて小さな花が付く、独特のカタチの植物です。
この作品では、花芽が伸びる前の、葉を広げた姿をデザイン的に表現しています。
同じスタイルで5点の作品を制作しています。
ホテルの同一階の廊下に設置になりました。
「OKP-212」の作品です。
プレートごとに窓の位置を変え、エンレイソウが顔を出す位置を変えています。
エンレイソウの葉は、大きくて柔らかそうな雰囲気があります。
薄い鉄板を軽くウェーブするように鍛造して制作しました。
「OKP-213」の作品です。
かたちとしてはミツバのクローバーを思わせる気がしますね。
実際は大きさが全然違うので間違えることはないと思います。
「OKP-212」の作品です。
実際は、エンレイソウの葉は上を向いて開いています。
こんなふうに窓からこんにちわには見えません。
ただ、こうやってカタチだけを取り出して構成すると、
かわいい葉っぱだなと。
少しユーモラスに感じられるように思えて。
「数字の小数点以下を丸める」という言い方をすることがありますが、
カタチもデザイン的に丸める、といった風な感覚があります。
「OKP-226」の作品です。
ただ、スッと伸びているだけで、すましているように感じられる気がします。
スッと上を向いて大きく葉を広げ、さらにスッと花芽を出して可憐な花をつけます。
「Box」と名付けた作品は他にもあります。
箱ではなく、板の窓からモチーフが覗く構成です。
最初プランを作っていた時、箱がベースだったのでその名前になっているのですが、
作っているうちに板だけになりました。その方がいい感じだったので。
植物をモチーフにした鉄の作品は色々あります。