Allegoly Town (アレゴリータウン)

アレゴリータウンは、
空と大地の境界線上にある街。
境界線は物語の始まるところと。

江口真代のpdf絵本「アレゴリータウン」DHA_allego

 

 
物語は 境界線での出来事といわれます。
物語の始まりには、3種類の境界線のスタイルがあるのです。

それは、

二つの世界の境界線で起きる二つの世界のせめぎ合い、

何かが別の世界へ行くことで作られる境界線、

何かがこちらの世界へやってくることで起きる境界線。

アレゴリータウンは物語が生まれては旅立っていく、そんな街の風景画です。

 

以前、モンゴルへ旅行へ行き、ウランバートルからゴビ砂漠の手前まで車で移動しました。

途中、牧民出身のドライバーの親戚のゲルを訪ねての草原の旅でした。
蜃気楼は珍しくなかったのですが、ある日、360度、見渡す限りの蜃気楼の中にいました。

空と大地がじりじりと混じり合い、どこにも地平線がなくって、
自分がどこにいるのかよくわからなくなりました。

海の果ては空に続いているという話を聞いたことがあります。
大地もまた、空に続いていました。

 

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