「戦う」を考察して制作した鉄のアートオブジェ「アイアン・ウォーリアーズ」シリーズの作品。
ヒッタイトの昔から戦っている鉄に想いを馳せた彫刻作品です。
作品展の新作を構想中に、湾岸戦争が起きました。
思えば学校で習った歴史では、
戦争の名前を暗唱することが重要でした。
この戦争もそんな風に名前を暗唱するものと
なるのだろうと思いました。
戦いが、いいことなのか、悪いことなのか、
私にはわかりません・・・
ただ現実に戦争が進行形となり、
連日のニュースがそのこと埋め尽くされ、
そして、私はこの作品をつくりました。
「こぶしをにぎりしめろ」

たとえこの身を銃弾にさらそうとも
盾となりて守るべきものを
持つ者なり。
「指揮権は我にあり」

打てと出るか、引けと叫ぶか。
「勝利の旗と共に」

この旗と共に私はいく。
「司祭のお通り」

時を越え司るは天の声。
「隠密の戦士」

海にて魚となり
空にて風となる
「悩める軍師」

老獪なる策は尽きねど。
「勝敗を占うミネルヴァのフクロウ」

敗するもまた運命
全てはこれ、この杖の傾き
最近は鉄で植物をよく作ります。
ヒッタイトに関して
私が学生の頃は鉄はヒッタイトから始まった的なことを習ったのですが、現在ではその辺りの歴史はだいぶ見方が違うようですね。歴史の授業は時が経つと古くなってしまうのですかね。
Wikipedia ヒッタイト
ヒッタイト